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松山城・城山の災害復旧/VCCO型応急対策工が完成

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松山城・城山の災害復旧/VCCO型応急対策工が完成
国土交通省四国山地砂防事務所の備蓄資材を活用し短期間にて完成。

発注者 愛媛県松山市 
工事名 緑町土砂災害応急復旧工事(その3)
規 模 Hs=4.5m L=20.1m 34連

 ことし7月に松山市緑町(松山城斜面)で発生した土砂災害の応急対策工として施工していたVCCO型が完成しました。 今回使用した34本の鋼管柱(□ー350×350×9,長さ5.6m)は国土交通省四国山地砂防事務所から松山市に貸与され施工されています。
 ◆四国山地砂防事務所の記者発表はこちら
 ◆松山市の発表はこちら
 ◆読売新聞オンラインの記事はこちら

 緊急を要するなかで、迅速に現地の状況に対応できること、これまでにも土石流を捕捉した実績のあること、自在に取り外せることから本復旧対策工事の際にアクセスを確保できることが採用の決め手となったようです 。

緑町土砂災害応急復旧工事設置前

緑町土砂災害応急復旧工事基礎鞘管設置

上積翠寺地区渓間工VCCD鋼管柱建込み・砂充填
緑町土砂災害応急復旧工事(その3)断面図

 上部からの流出土砂による二次災害を防ぎ、住民の皆様の安全・安心な生活環境を保全するため短期間で設置されました。今回の事例は備蓄と転用を繰り返してReuseしていく代表的な実施事例となりました。今後も微力ながら災害復旧工事のお役に立てるよう努めてまいります。

 なお、右岸側の間詰兼法面保護工には、大型かご構造物の多角形EXセルが使用され、流水や土石流が側岸に回り込むことによる地山の浸食を防止しています。
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