カテゴリ | 堰堤・ダム(透過型) |
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用 途 | 無流水渓流対策工、応急対策工、火山噴火緊急減災対策工 |
キーワード | CFT柱、工期短縮 |
VCCO型(Vertical Column Cantilever Open-type)工法は、コンクリート充填鋼管柱(CFT)とそれを支える底版コンクリートからなる透過型の土石流・流木対策工です。
実物大衝突実験により、片持梁構造は高い耐力と靭性を有することが実証されました。土石流を捕捉できる強靭さに加え、施工性が良く工期短縮とコスト縮減がはかれます。
役目を終えた応急対策工の現場を利用して実物大衝突実験を行いました。
VCCO型の単列タイプについて水理模型実験を実施しました。
Simple is best
片持梁形式によるシンプルな逆T型構造なので、地形等の制約により従来の砂防堰堤の施工が困難な場合や、緊急性が高い構造物に最適。
CFT柱による粘り強い構造
柱材には、中空鋼管に比べて断面剛性が大きくへこみ変形による断面性能の低下がないCFT構造(Concrete Filled steel Tube コンクリート充填鋼管)を採用。
着脱式のCFT柱による容易な維持管理
底版コンクリートの基礎鞘管構造によってCFT柱の着脱が可能なため、除石や除木が容易。
工期短縮
鋼材組立が容易なので、大幅な工期短縮が可能。
また、材料は資材調達が容易なため、緊急性が高い現場へ迅速に資材を搬入することができる。
令和3年8月14日に長野県木曽郡の宮戸沢で土石流が発生。土砂・流木の流入により、人家、国道、JRに甚大な被害がもたらされました。
令和3年5月20日、1時間あたり40mm程度の豪雨により上流域に堆砂していた流木・土石が流出。 設置して間もないVCCO型応急対策工がこれを食い止め、下流域で実施している治山ダム工事現場 への被害を防止しました。
小規模渓流でも迅速な整備が可能な透過型のVCCO型流木・土石流捕捉工リーフ
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