
赤谷川流域など筑後川右岸流域では「平成29年7月九州北部豪雨」で同時多発的に斜面崩壊等が発生。大量の土砂や流木が流出し、多数の人的被害や家屋被害が生じました。赤谷川流域の中には未だ河床・渓流内に大量の不安定土砂や流木が堆積しており、その流出対策が急務となっています。
支川乙石川流域では、赤谷川への膨大な土砂・流木の流出を抑制するため、砂防堰堤の整備に加えて、河道内に貯留施設を整備しています。
発注者 | 国土交通省 筑後川河川事務所 |
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工事名 | 赤谷川災害改良復旧付帯県道真竹橋架替外工事 |
規 模 | Hs=2.7m、B=38.5m、17連 |
流木堆積工は、赤谷川本川と乙石川が合流した対岸に位置しています。河道の複断面化を図り、複断面の高水敷に流木を堆積させて、その下流橋脚群に流木による河道閉塞が起こらないようにすることを目的としています。
貯留施設の流木止型式は、単柱式配置で、捕捉した流木の除木作業が容易で維持管理に優れていること、経済的にも優位であったことからVCCD型流木止が採用されました。