上流へのアクセス道路(管理用道路)を設けず、砂防堰堤の下流側から除石を実施した事例をご紹介します。
秋山沢2号 機能部材脱着による除石の実施
平成26年に竣工した長野県秋山沢2号CBBO型砂防堰堤が土石流を捕捉しました。
本堰堤は、上流へのアクセス道路(管理用道路)を設けず、下流側から進入して除籍をおこなう設計となっており、CBBO型の機能部材である縦横ビームを取外して 除石を実施しました。
機能部材取外し~除石~機能部材再設置の様子は下記動画でご覧頂けます(約3分)。
今回除石した土砂の大部分は、下流にある1号堰堤の除石用進入路の付け直しに使用されています。
上流への管理用道路取り付けが難しい現場で、下流側から進入して除石することを前提とした設計をおこなう場合には、クレーン等を設置するスペースがあること、 出水期の除石はリスクがあるため除石規模を考慮すること、等が必要となります。
それぞれの現場に合わせて施工方法のご提案ができますのでご相談下さい。