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流水型ダムにおけるVCCD型流木捕捉工の最新施工事例紹介

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VCCD型流木捕捉工

 令和2年に竣工した最上小国川ダムの上流にVCCD型流木捕捉工が完成しました。



最上小国川ダム流木対策工事

発注者 山形県最上総合支庁
工事名 最上小国川流水型ダム流木対策工事 
規 模  H=2.0m L=22.6m


 最上小国川ダムは洪水調節機能に特化した目的で建設されたダムです。 着脱式のCFT柱による容易な維持管理が評価され、常時の常用洪水吐放流路流入口への流木及び砂礫土砂の堆積による閉塞を防ぐ目的でVCCD型流木捕捉工が2基計画されていました。
 今回完成したのはダム本体放流路直上流に位置する流木捕捉工で、ダム本体を運用しながらの施工であったため、工事に支障がないよう水の流れを切り替えての施工となりました。底版コンクリートの施工は分割して行われ、施工開始から約1.5カ月で完成しました。

VCCD型流木捕捉工
VCCD型流木対策工正面図

 山形県最上町の赤倉温泉地区を水害から守るために建設された最上小国川ダムは国土交通省所管の流水型ダムとしては全国で5例目、東北で初となります。
 流水型ダムは普段は水を貯めず、河川と同様に水が流れるため水質が維持され、流水と同時に土砂も流れるので、「環境に優しいダム」と言われています。
 同様の流水型ダム流木止として北海道のぽんべつダム、熊本の立野ダムでもVCCD型が施工されています。

 VCCD型流木捕捉工は鋼管柱を着脱できることや礫衝突にも対応できる構造であること、維持管理が容易にできることなどが認められ、様々な防災事業で活用が広がっています。

vccd_30.jpg
 
 
 

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