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INSEM-ダブルウォール

サンプル

低強度ソイルセメントとダブルウォール構造による複合構造形式の砂防堰堤
建設技術審査証明 0504号
NETIS登録番号 KT-230102

 
●現地発生土のほぼ100%有効活用
●多段タイ材による堤体の一体化・強靭化
●低強度INSEMでも十分な堤体強度
●セメント量極小化による資材運搬量・CO2削減
 
カテゴリ 堰堤・ダム
用  途 砂防堰堤、治山ダム
キーワード ソイルセメント、建設残土、軟弱地盤、CO2削減、グリーンインフラ、災害復旧

構造

INSEM-ダブルウォール(DW)堰堤は、数多く設置されてきたダブルウォール(DW)堰堤の中詰材を土砂からINSEMに代え格段の強靭性をもたせた堰堤構造です。

中詰材を外側から壁面材とタイ材で拘束することによる物理的補強(外部拘束補強)とセメントで固化する化学的補強の協働効果により、中詰材に低強度レベル (0.5~1.5N/mm2)のソイルセメント(INSEM)を用いることができます。

 

構造
緑化タイプ事例
商品の構造
鋼矢板事例
商品の構造

特長

1

現地発生土のほぼ100%有効活用
DW構造では0.5N/mm2~の低強度ソイルセメントですむため、土砂材料の適用範囲をほぼ無制限に拡大できる。

2

多段タイ材による堤体の一体化・強靭化
低強度ソイルセメントを多段タイ材によるDW構造で拘束しているため、堤体として一体化が図れ、堤体沈下や礫衝突によるひび割れを抑制できる。 

3

低強度INSEMでも十分な堤体強度
中詰が低強度ソイルセメントでも、タイ材の拘束効果によって十分な堤体強度を確保することができる。

4

セメント量極小化による資材運搬・CO2削減
低強度ソイルセメントなのでセメント使用量が大幅に減少するため、資材運搬量を大幅に削減可能。CO2排出量についてはコンクリート堰堤の40%程度に削減できる。

導入事例

5月9日~12日に開催された令和5年度砂防学会研究発表会北海道大会において口頭発表の機会を頂きました。

1.寒冷地におけるソイルセメント堰堤構造のあり方
2.支持力不足地盤における砂防堰堤の多様化

INSEMーダブルウォールの施工における建設発生土の仮置場事例

INSEM-ダブルウォール(INSEM-DW)は、建設発生土を有効利用できるため、構造物の築造において、コンクリートや砕石等の資材の搬入や残土の排出を極力少なくできます。

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資源循環に貢献し環境負荷を低減できるINSEM-ダブルウォール

INSEM-ダブルウォールは低強度INSEM(0.5~1.5N/mm2)でも十分な堤体強度を確保できるため土砂の適用範囲が広く、中詰材として現地発生土砂をほぼ100%使用することができます。現地発生土砂の有効利用は、資源循環と環境負荷の低減に寄与することができ、また、混合するセメント量も少なくすむため二酸化炭素の排出量を低減できます。

平成28年3月竣工の風祭第1砂防堰堤が土石流を捕捉

令和3年8月の豪雨により発生した土砂と流木を風祭第1砂防堰堤が捕捉しました。

関連資料

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INSEM-ダブルウォールリーフレット

上下流壁面材を多段のタイ材で連結した中に低強度ソイルセメントを中詰した砂防堰堤

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現地発生土砂を有効活用し、循環型社会の形成に貢献する

自然素材である土砂を有効活用している事例を紹介したINSEM-DWリーフ

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土木施工
2021年6月号

INSEM-DWと逆T型擁壁構造の多様化について掲載。

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