カテゴリ | 堰堤・ダム |
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用 途 | 砂防堰堤、治山ダム |
キーワード | 建設残土、地すべり地帯、軟弱地盤、CO2削減 |
セル堰堤は、セグメント化した直線形鋼矢板を千鳥配置に組立てた外殻の中に、掘削土砂または河床砂礫等を中詰した堰堤構造です。
壁面は高張力継手強度をもつ直線鋼矢板セグメントの爪の嵌合だけで組立てられ、ボルトレスで1枚板のようになっているため、土石流の衝撃力に強い構造です。
中詰材料の選択の自由度大
壁面部材以外に内部には構造部材がないので、中詰材の搬入、まき出し、締固めなどの一連の土工作業がやりやすく、中詰材料やその施工法の選択の自由度が大きい。
土石流衝撃力に対しても強い構造体
直線形鋼矢板の高張力継手(爪)の嵌合のみで組み立てられたボルトレス構造なので、土石流等の衝撃力に対して強い構造。
支持力不足地盤上への設置が可能
長尺鋼矢板を地盤に打込んでセル型の基礎工を設置することで、支持力不足地盤上での設置も可能。
長尺鋼矢板は現地盤から打込むことで、掘削レスで堤体を構築できるため、掘削が困難な場合には最適。
転流工の計画が容易
河川の設計洪水流量が大きいところでも、各セルが独立した構造であるため、半川締切り方式などの流水処理対策を容易に計画することができる。
現地発生土を有効活用でき、短期間で施工が可能な治山ダムの災害復旧事例集
スライド式二重鋼矢板基礎による軟弱地盤対策工法リーフ
持続可能な社会に適応する土砂災害対策工について掲載