チサンウォール
チサンウォール
旧称:地産ブロックアンカーウォール(地産BAW)
概要

新技術情報提供システム(NETIS)登録 KK-160008-A
チサンウォールは、壁面工に大型積みブロック、水平補強材に異形棒鋼、アンカー材に山形鋼など汎用性のある鋼材を使用したコンクリートブロック補強土壁工法です。 従来の薄い面状コンクリートパネルを用いた直立補強士擁壁類が持つ施工性・安全性の問題を、自立する“ずんぐり形状”の直方体「大型積みブロック」で解決しています。 壁面ブロックと補強材の連結部は固定せず、上下スライド機能を持たせることにより、盛土材等の沈下に備え沈下余裕代を設けた構造になっています。この構造によりコンクリートパネルにクモの巣状のクラックが入ったり、地震時にはパネルが補強材から外れ落ちるという従来の懸念を改善しています。 |
![]() |
特長
- 補強土壁専用のコンクリートパネルではなく、大型積みブロックを使用。
- 従来の薄い壁面パネルと違い、自立安定性がよいので壁際30cmまで振動ローラによる転圧が可能。良く締まった強固な盛土体を構築できる。
- 壁面ブロックは自立するため、サポートクランプ(支保材)など不要。据付作業性と安全性がUP。
- 沈下に対する追随性が高いスライド構造。
- 地場産の大型積みブロックを殆どそのまま使用するため、低コスト。
関連記事
「チサンウォール」に関する記事をご紹介します。
- 【中間技術再生研究所】チサンウォール/最新覚書ノート (資料のダウンロードはこちら)
施工手順 
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
1.基礎コンクリートの打設 | 2.中詰材の投入・敷均し・締固め | 3.モルタル充填・連結材の挿入・水平タイ材の設置 | ||
基礎コンクリートが硬化する前に所定位置に連結棒を挿入し固まったら基礎コンクリートの上にブロックを設置します。 | ブロック間に吸出し防止マットを取付け、中詰め材の投入・敷均しをして、壁際まで入念に締固める。1段のブロックを3層に分けて締固めます。 | ブロック中空部に鉄筋を通し、モルタルを充填します。自在ジョイント付水平タイ材を連結棒上から通して切り欠き部上面の位置に設置し、もう一方の端部に、アンカー材を設置しボルトにて固定します。 | ||
![]() |
![]() |
![]() |
||
4.かさコンクリートの施工 | 5.完成 | |||
壁面材の設置、中詰め、モルタル充填、連結棒の挿入および水平タイ材の設置を交互に繰り返し、上段の補強材を設置した後、天端部のかさコンクリートを打設します。 | ||||
比較工法(商品)
テールアルメ、スーパーテールアルメ、多数アンカー など
チサンウォール 施工事例
関連ページはこちら
CONTACT
こんなお悩み・ご質問ございませんか?お気軽にまずはご相談下さい。
中詰土が悪くて締固めが難しい時の対処方法はありますか?
セメント等で改良する方法など、土の性状によっていろいろと対処できます。
基礎地盤の変形に追随できる擁壁はありますか?
地盤条件に適応した工法をご提案致します。
狭い進入路しかない現場なのですが施工できますか?
部材がコンパクトで資材運搬量も少ないので、狭い進入路でも施工できます。
防災調節池ダムのコスト縮減と工期短縮を図る工法はありますか?
コンクリートダムに比べてコスト縮減と工期短縮が図れる工法があります。