カテゴリ | 補強土壁 |
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用 途 | 道路擁壁工・土留工・護岸工・橋台アプローチ取付け部 |
キーワード | 大型積みブロック、アンカー式、外部拘束補強、高い耐震性 |
チサンウォールは、壁面材に自立性の高い厚手の大型積みブロック、水平補強材のタイ材にはネジ節異形棒鋼、アンカー材に山形鋼を使用した「道路土工・擁壁工指針」の構造形式でいうところのアンカー式補強土壁工法です。
剛な壁面材で外側から盛土を締付けることによって、壁際盛土層を余すところなく強化することができる、いわゆる外部拘束型の補強土壁です。
本工法の構造特性から、比較的薄い分割コンクリートパネルの既存工法が抱える建設中・建設後の安定上の諸問題を軽減あるいは解消することができます。
維持管理面においても、供用期間中における擁壁としての機能を長期維持できます。
盛土高さ20m(最大壁高15m程度以下)まで適用できます。
自立安定性の高い大型積みブロック使用
厚さ35cm以上の大型積みブロックを使用することで壁面材が自立するため、パイプサポート(支保材)などが不要となり、壁面の鉛直度も確保しやすく据付作業性と安全性が大幅に向上する。
壁際までしっかり締固められた強固な盛土体
自立安定性の高い厚さ35cm以上の大型積みブロックを使用したことで、壁面際まで大型締固め機械による転圧が可能となり、強固な盛土体を造ることができる。
一体化された壁面工とスライド構造
構築された壁面工は、上下連結鉄筋とキー構造によって高い剛性と一体性を有し、地震や凍結融解に対する安定性、土石流に対応できる強さを持つ。壁面工とタイ材との連結部は、回転自由な自在ジョイントを使用し、盛土の沈下に追随可能な機能を有する。
汎用材を使用してコスト安
地場産の大型積みブロックと汎用鋼材のネジ節異形棒鋼・山形鋼を使用するため低コスト。
チサンウォール工法は、壁面材に地場産の大型積みブロックを用いた補強土壁工法です。 自立安定性が高く剛な一体壁面と沈下に対応できる補強材取付け部を構築し 既成コンクリートスキン補強土壁が抱える課題を解決できます。
月刊「基礎工」2020年8月号(特集:補強土工法の最新動向)に 報文「壁面材に地場産の大型積みブロックを用いた補強土壁工法 ―チサン(地産)ウォール工法―」 が掲載されました。
地産大型積ブロックとネジ節異形鉄筋組み合わせた外部拘束型補強土壁工法リーフ
補強土壁の現状と課題から、あるべき構造として開発したチサンウォール工法の資料
既成コンクリートスキン補強土壁の問題点に関するニュースレター