不透過型砂防堰堤は、不安定土砂の移動を抑制し、河道の安定や山脚の固定を図ることを目的として設置される構造物です。
鋼製不透過型砂防堰堤は、中詰め材に現地発生材料を活用できる重力式砂防堰堤として開発された構造物です。
その代表であるダブルウォール堰堤は、工法が開発されてから40年近くとなり、1984年の三宅島噴火災害対策をはじめ大きな災害の緊急対策に採用されてきています。
その間、ダブルウォールの構造も土石流対策、鋼矢板基礎の併用、スライド式二重鋼矢板基礎、INSEM材の使用など、現地条件に適合する形で進化を遂げています。