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残存型枠SSSフォームレス:砂防・治山工事の施工合理化の実現

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山間地域での労働環境の厳しい砂防堰堤や治山ダム工事。
一方では生産性の向上と工期短縮、他方では品質確保と適正な利潤の確保、
さらには働き方改革の推進が求められています。

コンクリ―ト型枠工の技能労働者の不足と高齢化が深刻な状況の中で問題解決していく手立ては・・・?
そこでコンクリート型枠工に、砂防堰堤や治山ダムの施工合理化を実現する残存型枠「SSSフォームレス」のご提案。

砂防・治山工事を取り巻く状況


-技能労働者の不足と高齢化の進行が深刻化
-令和6年4月1日からは、「働き方改革関連法」の施行により建設業においても時間外労働の上限規制が罰則付きで適用
-頻発・激甚化する災害に対応した公共工事の品質確保の促進  

これらを解決していくうえで、生産性の向上や工期短縮等に資する施工性の高い工法がより一層求められてきています。  

特に渓流上流の山間地域での砂防堰堤・治山ダム工事では、現場条件が厳しく
・施工性と安全性の改善による生産性の向上
・人手不足の解消と働き方改革への寄与
・工期短縮の実現
が強く求められ、その取り組みとして残存型枠の使用が増加してきています。  

しかし、その主流はコンクリートパネルを使用したもの。生産性向上の面からすると、必ずしも十分改善されているとは言えません。
それに対してKYOSEI版残存型枠「SSSフォームレス」は許容できるまでに薄くした嵌合継ぎ手を有する鋼板を使用したことにより、組立作業の便宜を図ると同時に、打設関連作業の単純合理化をとことん追求したものとなっています。






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「SSSフォームレス工法」の公的登録と採用状況


国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」において、既存のプレキャストコンクリート系パネルの残存型枠に比べ、特に「工程」、「安全性」、「施工性」において優れるとして高い評価を頂き、平成24年度活用促進技術《新技術活用評価会議(中部地方整備局)》に指定された工法です。
NETIS登録番号 CBー990036ーV (掲載期間終了)  

近年、現場のご要望に応えて、より施工性を向上すべく改良したこともあって、累計型枠面積の施工実績は大きく増加しております。




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施工合理化できるのには理由が


Speedy
堤体横継目の形成にSSSフォームレスを登用することで、隣接ブロック間の打設順序にからむ制約が解消され、堤体を面上に仕上げ横一線に立ち上げてゆくことができる。  したがって、打設関連作業が合理化され工期短縮が図れる(リフト割計画(例)参照)。

Safety
SSSフォームレスの壁面パネルは千鳥に配置され、先行するパネルが転落防止柵の役回りを兼ねていることから、作業環境が格段に改善される。

Saving>  
既存のコンクリート系残存型枠に比べて圧倒的に軽く、しかも嵌合式。  
熟練技術も必要なく人力による運搬・組立てが容易なため組立てが速く、工期短縮や作業環境の改善策に付随するコスト縮減効果が期待できる。  

なお、クレーンを常時現場にとどめておく必要のないこともコスト縮減につながる。さらには切断加工が容易なため本堤以外にも自在に対応できること、廃材を削減でき、環境にやさしいといった利点があります。





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リフト割計画(例)


横継目の形成にSSSフォームレスを登用し、リフト高を抑えて横一線に立ち上げることで、養生日数が短くて済み工期短縮が図れる。





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