カテゴリ | 残存型枠 |
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用 途 | 砂防堰堤、治山ダム、コンクリート擁壁等の型枠、横継目 |
キーワード | 足場不要、省力化、コスト縮減 |
SSSフォームレス工法は壁面パネルに軽量なU形薄型鋼板を使用することで、省力化、安全性、コスト縮減を図った鋼製残存型枠工法です。
壁面パネルのU型鋼板はきわめつきの軽さで、パネルを篏合していくだけで型枠を構築できます。
・人力による運搬・組立てが容易、組立てが速い
・転落防止柵の役割も兼用できるので安全に施工できる
・切断加工が容易なため地山との取合い部・間詰・側壁護岸にも自在に対応できる
・廃材を削減でき環境にもやさしい
・資材ヤードのスペースが小さく済む
など多くの利点を有している工法です。
一般型枠・コンクリート製残存型枠からの変更や既設砂防堰堤の改築に伴う腹付けコンクリート工事などさまざまな用途でご使用いただけます。
壁面パネルの軽量化<Speedy>
壁面パネルは嵌合継手を有したU形薄型鋼板で、1枚当たり8kg(L=2.0m)。既存のコンクリート系残存型枠に比べて圧倒的に軽いため、運搬・組立が容易。
転落防止用安全柵を兼用<Safety>
壁面パネルは千鳥に配置され、先行する鋼板が転落防止安全柵の役割を兼ねており、型枠の組立作業は全て内側から行うことができる。
コスト縮減<Saving>
組立て作業にクレーンを使用する必要がなく、また工期短縮や作業環境の改善ができることから全体的なコスト縮減が図れる。
コンクリート施工の合理化
SSSフォームレスを横継目にも使用することで、コンクリート打設は隣接ブロックで同時打設が可能になるので、施工の合理化が図れる。
壁面パネルの設置位置は高さを揃えるために整地し、基礎コンクリートの設置や、写真のように高さ調整およびズレ防止用に山形鋼を設置します。
丘組みしたパネルに通し材とタイ取付け座金を設置してボルト・ナットで固定し、所要の勾配となるよう調整して所定位置に設置します。
有孔パネル、無孔パネルを千鳥配置となるよう交互にはめこんでいきます。有孔パネル上部に通し材を設置しパネルの通りを揃えます。
壁面パネルを所定の位置および勾配に調整し、タイ材をタイ取付座金とアンカー筋に溶接して固定します。
鋼板セグメントとコンクリートが一体化するよう打設時において十分に締固めを行います。
このたび、KYOSEIのニュースレター転生フォーカスNo.39を新たに発行しました。 SSSフォームレス工法による砂防堰堤・治山ダム工事の生産性の向上について ご紹介しております、ぜひご覧ください。
2020年秋にご紹介した鋼製残存型枠「SSSフォームレス工法」が、多くの現場で採用いただき、累計型枠面積10万㎡の大台を超えました。
「SSSフォームレス工法」は、他工法に比べ「施工性」、「安全性」、「工程」において優れるとして評価を頂き NETIS「活用促進技術CB-990036-V(掲載期間終了)」に指定された残存型枠工法です。