土捨場・落差工
土捨場・落差工 |
概要 |
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日本の国土は山岳地が多く、道路や鉄道のトンネル工事などにより、建設残土が大量に発生します。その処理に必要となるのが土捨場です。土捨場は、運搬の容易さ、公害の抑制、工事の進捗などの観点から、山間地の渓流に捨土する計画が多くなります。 |
流路付替工法の特長 |
盛土中央水路形式は、約30年前の九州自動車道建設の際、発生した掘削残土を砂防指定地内の渓間捨土するために、砂防地すべり技術センター監修のもとで採用されました。 付替流路の工事順序として、1期工事は、施工時の排水対策と盛土沈下に追随可能である鋼製落差工を構築、2期工事は、盛土沈下の収束後にコンクリート被覆した2段階施工法としています。 鋼製落差工は、技術センターと共生機構㈱が共同開発した多段式ダブルウォール工法で、中詰め材に捨土を活用して合理化を図っています。最近はダム建設の残土処理場にも採用されています。 コンクリート被覆以外に、中詰め材に栗石を用いて景観に配慮した鋼製流路工も施工されています。 流路工の落差工平面形状は、逆ハ形状(逆台形断面)と直線形状(矩形断面)があります。 前者は落差工の落水が傾斜護岸工に衝突しないように護岸を後退させたもので、流水のせり上がりと施工の煩雑さが指摘されています。後者は補強土系直立鋼製護岸を採用することにより、せり上がりをなくし、水路敷占有面積が小さく、建設コストの縮減、設計施工の合理化が図れます。
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施工事例 |
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土捨場・落差工におけるKYOSEI商品 |
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