中間技術再生研究所

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4.経済性

4.1 比較対象断面
 
 前章までに述べてきた設計の考え方にもとづき、標準的な急傾斜地崩壊対策
の設計条件を用いて断面形状を検討したうえで、従来型の待受式コンクリート
擁壁と経済性を比較する。
 比較検討の設計条件は、以下のとおりです。    

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 それぞれ安定計算により決定した断面形状は、待受式コンクリート擁壁が
図-4.1、逆T型CFT並列防護擁壁が図-4.2のとおりとなります。  
同じポケット容量を確保しての壁高は、従来型が5.5mに対して4.3mとなり
1.2m縮小できることがわかります。


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4.2 コスト比較  

 図-4.1と4.2の断面から、擁壁延長20mの概算直接工事費を算定し比較する
と、表-4.1に示すとおりです。従来型と比べて約17%のコスト縮減となります。

               表-4.1 従来型とのコスト比較
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 限られた予算の中でいかに効果的な対策を施すかが求められています。
また、予算不足に加え人手不足もあって設置後の維持管理のしやすい対策工が
求められています。逆T型CFT並列防護擁壁は、これらのニーズに応えること
のできる崩壊土砂・落石防護擁壁といえます。