中間技術再生研究所

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<速報>逆T型CFT並列防護擁壁/CFT防護柵の実物大衝突実験を実施

逆T型CFT並列防護擁壁を構成するCFT防護柵の実物大衝突実験
を実施しました。これによって、対象とする中規模(数百キロ)まで
の落石を確実に捕捉できることが実証されました。

 衝突実験では、実物大の供試体に多面体のコンクリート製(表面は
鋼製)重錘を落下させ、CFT支柱と支柱間の阻止面となるエキスパンド
メタルの性能を確認しております。

1)支柱(CFT)
 CFT支柱には礫径0.7mに相当する520㎏の重錘を高さ15mから
落下衝突させています(写真-1)。そのときの曲げ変位は165mm、
曲げ変形角は6.0°となっています。衝突箇所に局部座屈はみられる
もののまだ限界には達しておらず、変形性能とエネルギー吸収性能
の高いことが裏付けられました(写真-2, 図-1参照)。

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         写真-1 支柱の実験状況(重さ520kg, 高さ15m)


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                写真-2 CFT柱変形状況


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                図-1 支柱の曲げ変形





2)支柱間阻止面(エキスパンドメタル)
 支柱の純間隔からエキスパンドメタルに直撃する可能性のある最大級
の礫は約0.4m。これに相当する100㎏の重錘を高さ10mから落下させた
ところ貫通することなく確実に捕捉できることが確認できました(写真-3, 4参照)。

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       写真-3 支柱間阻止面の実験状況(重さ100kg, 高さ10m)


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            写真-4 エキスパンドメタル変形状況




 CFT支柱は、落石崩壊土砂対策に限らず、同じ片持ち梁構造の堰堤
商品にも使用しております。これら一連の商品についても高い耐力と
エネルギー吸収性能を有することが実証できたことになります。