道路橋示方書より
鋼管部材からなる土木施設には、フランジ継手の使用が認められていないこと、
ご存知でしょうか。

道路橋示方書・同解説 Ⅱ鋼橋・鋼部材編 19.5鋼管の継手(p.481)
には鋼管と鋼管とを軸方向に連結する場合「原則としてフランジ継手を用いてはならない」と
明記されています。

鋼管骨組構造の鋼製スリット堰堤に使われているのは、短締め形式と呼ばれているリブなし
フランジ継手で、継手面を有する2枚の板を高力ボルトで直接締め付けて接合する方法です。
この短締め形式は「てこの作用」といって、てこの反力の発生により継手強度がボルト自身の
強度と比較して小さくなるなど、継手の力学的性状に不明確な部分が多いうえに、エネルギー
吸収性能にも劣るといわれています。
そのため土木分野では、道路橋示方書に明記されているように、作用する荷重が大きい主要部材
の接合に使う事を禁止しているわけです。
特にリブなしフランジ継手は、19.6.2フランジ継手(p.483)に明記されているように鋼管の継手とし
て一切認められていません。

印刷用PDFはこちら
こちらもあわせてご覧下さい 「真実は語る」
ご存知でしょうか。

道路橋示方書・同解説 Ⅱ鋼橋・鋼部材編 19.5鋼管の継手(p.481)
には鋼管と鋼管とを軸方向に連結する場合「原則としてフランジ継手を用いてはならない」と
明記されています。

鋼管骨組構造の鋼製スリット堰堤に使われているのは、短締め形式と呼ばれているリブなし
フランジ継手で、継手面を有する2枚の板を高力ボルトで直接締め付けて接合する方法です。
この短締め形式は「てこの作用」といって、てこの反力の発生により継手強度がボルト自身の
強度と比較して小さくなるなど、継手の力学的性状に不明確な部分が多いうえに、エネルギー
吸収性能にも劣るといわれています。
そのため土木分野では、道路橋示方書に明記されているように、作用する荷重が大きい主要部材
の接合に使う事を禁止しているわけです。
特にリブなしフランジ継手は、19.6.2フランジ継手(p.483)に明記されているように鋼管の継手とし
て一切認められていません。

印刷用PDFはこちら
こちらもあわせてご覧下さい 「真実は語る」