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砂防事業における良好な景観とは

当社製品CBBO型の無塗装が「景観に対する配慮」という決まり文句で問題視さ
れていますが、景観に対する配慮とはどのような事を言うのでしょうか。

 

平成16年(2004年)に「景観法」が施行され、平成19年(2007年)には国土交通省
から「砂防関係事業における景観形成ガイドライン」が出されています。
そのガイドラインには「機能的で無駄のないデザインとする。その際、コストにも
十分配慮し、材料の特性を生かした力学的に美しい形状とする」とあります。

 

CBBO型は鋼管フランジ継手を一切使用しておらず、鋼管同士の溶接接合部も
一切ありません。ボルトも外界に露出する形では使用しておりません。
その他、鋼材加工段階における切断面が直接外界に露出する事が一切ないよう
設計ディテール面で工夫をしております。

 

CBBO型のふ壁(バットレス)に使用する鋼材は黒皮(製造過程で出来る酸化被膜
の事)で覆われており鋼管は黒ワニス塗装仕様となっています。
国土交通省による「景観に配慮した防護柵の整備ガイドライン」で推奨されている
景観三色「ダークブラウン」「グレーベージュ」「ダークグレー」が一般的に景観
色と呼ばれており、日本の風景に馴染む色と言われています。


keikan_01.jpg
       「身近なさび」 社団法人鋼材倶楽部/防せい委員会


茶系の色は木や土・大地といった自然を感じさせ温もりや安心感を与えます。
常に身近にあり溶け込んでいるので飽きる事のない色でもあります。

時間の経過とともに塗装が剥がれ落ちるように黒皮や黒ワニスも剥がれ落ちますが
表面は錆で覆われ全体が茶褐色となり周辺環境に良く馴染んでいる事に変わりは
なく材料の特性を最大限活かしていると言えるでしょう。
又、CBBO型は土石流衝突後も塗装が剥げるという事がないので、色味的に大きな
変化はありません。

 

CBBO黒皮-1.jpg

 

コストについて、現在の鋼管骨組構造体と比較した場合、ふ壁(バットレス)のコンクリート
表面を全て鋼材で擁護補強している為、鋼材重量は段違いに増えますが、鋼材加工度は
ケタ違いに低く塗装も不要である為トータルコストは割安になります。

 

このようにCBBO型は
「機能的で無駄のないデザインとする。
 その際、コストにも十分配慮し、材料の特性を生かした力学的に美しい形状とする」
というガイドラインの趣旨に沿ったものだと言えます。

 

製品については勿論ですが「景観に対する配慮」についても申し分ないと自負しております。