KYOSEI転生のキーワードは今様〈対話(Collaboration)〉

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KYOSEI転生のキーワードは今様〈対話(Collaboration)〉

文字通り教祖然とした経済評論家で公認会計士の肩書をおもちのK女史が、〈やる気〉に頼るな〈仕組み〉に頼れとお触れになる。その一方で、企業風土改革のパイオニアとして名を馳せておられるSセンセイは〈仕組み〉より〈対話〉を生み出せ!と檄をとばされていました。
 
K女史のコメントは、その内容から推して、企業風土の場にもそのままスライドさせてよいと考えられます。そこでこれら両者それぞれのワンフレーズを重ね合わせると、お互いの共通項の〈仕組み〉の字句が消去されて、〈やる気〉に頼るな〈対話〉を生み出せのフレーズが……。しかし、もともと火のないところに煙は立たず、〈やる気〉の乏しいところに〈対話〉が芽生えて増殖するはずもなく。当然のことながら、ワンフレーズで云うなら〈やる気〉あっての〈対話〉だということになると思います。
 
もともと、これら三者の三角関係は、お互いに持ちつ持たれつの三位一体で、三拍子そろってこそはじめてまともに機能する性質のもの。扱いやすいキーワードを二つだけとり出して、二者択一的にあれかこれかと小手先の言説をもてあそぶべきではないものでしょう。その意味では、三者と二者のちがいはあっても。「卵が先か、鶏が先か」のパラドックスの類いの迷論ではないかと愚考してみたくなります。
 
最近、マスコミ・出版界のいささか気になる傾向として、本のオビや新聞コラムの見出しに、かつての小泉さん流の対象の一断面だけを切取って、いわゆるワンフレーズポリティックスを駆使して、いたずらにセンセーショナルに、巷に迷える善良なわれわれ小市民を惑わせる風潮が目立つように思うのであります。
 
(蛇足)誠に僭越ながら引用させていただいた件のワンフレーズを、実態に即して書換えるとすれば、前者は「やる気だけに頼るな仕組みにも頼れ」、そして後者は「仕組みを駆使して対話をひき出せ」とした方がよいのではないかと愚考する次第。
 
 
転生尋語 (その1) KYOSEI転生のキーワードは今様〈対話(Collaboration)〉
 
 
 
 
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