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KYOSEIの業態には《ファブレス》よりも《キセル(煙管)》の方がよく似合う
 
 
KYOSEIは鋼製ダムや補強土擁壁のメーカーですとか、あるいはメーカーという言葉こそ使われていないものの、明らかにメーカーであることを意識した物言いが目立って多くなってきたように思います。たしかに、KYOSEIのビジネスがものづくりに深くかかわっていることはまぎれもない事実です。それに、鋼製ダムの分野であれ補強土擁壁の分野であれ、競合他社は皆文字どおりのメーカーばかりですから、ユーザー側からKYOSEIも似たり寄ったりのメーカーだろうとみられても不思議ではなく、わが社の営業マンがあえてその流れに逆らわずメーカーを自称して話を先へ急ぎたくなる気持もわからないではない。おまけにKYOSEI自身が、ときには時流に便乗した形で自らをファブレスメーカーなどと標榜していることも、冒頭にあげた誤解と混迷に拍車をかける引き金となっているのかも知れません。

いうなれば《ファブレス(fabless)》なる呼称は、みずから工場を持たない企業の空洞部分に焦点を合わせたネーミング。しかし、単に工場を持たないというだけでは勿論ファブレスの名には値せず、製造部門を何ひとつ持たずして自立成長をとげてゆくためには、その前後の実体部分の差別性にみるべきところがなければならない。その意味では企業の空洞部分よりもむしろ実体部分に着目したネーミングのほうが望ましい。そこで、ファブレスのような耳なれない外来語でなく、まさに名が体を表すというところから生まれたのが《キセル産業》なる俗語であります。キセルといえばキセル乗車が連想されてマイナスのイメージがつきまとう欠点はありますが、業態を的確に捉えているという点ではキセルにまさる人口に膾炙した言葉は思い浮ばない。金具でつくられたキセルの雁首部分と吸い口部分を、それぞれ実体のある企画・開発・設計部門と販売営業部門に、中間の竹筒部分をみずからは持たざる製造部門に模したのがキセル産業です。

いわゆるメーカーはストック型企業の代表格みたいなもので、宿命的にマーケティングにおいてタブーとされている生産中心主義や売手のシーズ第一主義の呪縛から容易に抜け出すことができない。それとは対照的に、みずからは製造部門や工場設備を持たない典型的なフロー型企業のキセル産業は、持たざる者の強みで、買手のニーズ中心のマーケティングに徹することができます。その意味では、いささか手前味噌になりますが、キセル産業はまさに今日的な企業であるといってよいでしょう。
  KYOSEIの業態には《ファブレス》よりも《キセル(煙管)》の方がよく似合う
 
 
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